私が何度も訪れたドイツの都市、マクデブルクですが、この名前を言うと「学校で習った、マクデブルクの半球(はんきゅう)のマクデブルクだよね。」とよく言われました。私は習ったどうか全く覚えてないのですが、なんだか有名そうなので調べてみました。
“17世紀、マクデブルクの市長であるオットー・フォン・ゲーリッケが、半分に割ったボール状のもの(半球)を互いに合わせて中の空気を抜いたところ、両方から引っ張ってもなかなか離れなかった”、というもので、「真空」あるいは「大気圧」を証明する実験です。
最終的に左右それぞれ8頭の馬(計16頭)で引っ張ったところ、やっと半球が離れたのだそう。
街の中心部にその像があります。裏側になんとも味が。
他にも半球のオブジェが街のあちこちにあります。
ちなみに実際の実験が行われたのはレーゲンスブルクとのこと。なーんだ、マクデブルクじゃないんだ。
当時使われた半球の実物は、ミュンヘンのドイツ博物館にあります(下記のリンク先参照)。直径60センチの銅製で、とても重そうです。これが真空になると離れなくなるなんて、大気圧ってすごくないですか?
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