本日競馬で、白馬の「ソダシ」がデビュー来の5連勝を飾ったニュースを見まして、昨年取り組んでいたオペラを思い出しました。テオドール・シュトルムの小説「白馬の騎手」をオペラ化したものです。
「嵐の多い海岸で、堤防監督である主人公ハウケ・ハイエンが堤防を大工事して強固なものにし、その上を毎日白馬にのって見回りをしていた。ところが大嵐のある日、堤防の弱い箇所が決壊し村全体が沈んでしまう。それ以来、嵐の日になると堤防を滑走する白馬に乗った騎手の幽霊がでる」というお話です。
ドイツの北海岸、デンマークからオランダに賭けての島の集まりをフリースランド諸島というんですが、その中でもフレンスブルクに近いあたりの北フリースランド諸島が物語の舞台です。
その場所に行ってみますと、なだらかで大きな堤防がず~~~と続いていまして、その内側は小説の主人公にちなんで「ハウケ・ハイエン干拓地」と名付けられていました。干拓地は貯水地でもあり、現在は鳥類保護区に指定されています。
なだらかで大きな堤防↓
ハウケ・ハイエン干拓地↓とても広い
名前など説明した看板↓
広いところに鳥がいっぱいでした↓
この話をオペラ化したので、いわゆるご当地オペラですね。
ヴィルフリート・ヒラー作曲『白馬の騎手』
1998年キールにて初演
楽譜、見るからに現代曲っぽ~いテイストです。
フレンスブルクの劇場でも、昨年2020年5月2日に初演予定でした。それに向けて音楽練習が始まり、様々な打ち合わせが進む中、今回のコロナ騒動で中断。練習再開と初演が延期、延期、延期、そのまま中止になってしまいました。
がっくし。
白馬の「ソダシ」が疾走する姿を映像でみると、とても美しくインパクトがありました。こんな馬が嵐の晩に幽霊で現れたらと想像すると、すごい衝撃ですね。
ちなみに、白馬のことはドイツ語で「Schimmel (シンメル)」と言うんですが、1つ目の意味は「カビ」なんですよね。ドラッグストアーで「Schimmel-Killer (カビキラー)」買ってます。初めて作品の題名見た時、えっ!と思いました。カビじゃなくてよかった。
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奏でる惑星 (木曜日, 15 4月 2021 04:55)
競馬に興味のない人でも、ソダシの美しさにはきっと目を奪われますよね~。
私は14歳から競馬を見始め(オグリキャップよりも前の世代です)、馬券の収支は大幅に負け越しておりますが、他のギャンブルと違って血統のロマンがあるのがいいですね。
私のブログにも今回の桜花賞観戦記をアップする予定です。それにしても、白馬がドイツ語でカビとは!
Maki (木曜日, 15 4月 2021 13:22)
奏でる惑星様
そうなんです、私興味なかったんですがニュースをみて目が釘付けになりました。
14歳から目覚めてらっしゃるとは。馬が美しいので、血統、育てる情熱が素敵ですね。それぞれの馬に愛着が湧いてきそうです。
ほんと、カビはひどいです。